剣道の全て 練習 試合 昇級審査 昇段審査 編

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さて、前回から剣道の中身そのものを解説しています。

 

前回は主義と道具について解説しました。

 

今回はいよいよ、剣道の中身(稽古、試合、昇級審査、昇段審査)を解説していこうと思います。

 

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稽古

 

さて、いよいよ稽古の中身について解説したいと思います。

 

 

構え

 

構えについては、都度つど構えるので、‘稽古する’ という様な感じにはならないと思います。

 

ただ、時々、思いだした様に、ふっと構えについての再確認をさせられたりとかします。

 

実は剣道の構えって、色んな種類があるんですね。

 

写真は「剣道とは何? Weblio辞書」っていうサイトから引っ張ってきましたが、

これでもまだ一部しか紹介されていません。

 

全て書きだすときりないですが、

実際の現場では、ほぼほぼ「中段の構え」が使われます。

 

高校生ぐらいになってくると、たまーに「上段の構え」を使ってくる奴がいますが。

 

「中段の構え」が多用される理由は、

「隙が無い」からです。

 

他の構え方を見て貰ったら分ると思うんですけど、

・上段の構えは胴がガラ空き

・下段の構えは面がガラ空き

とか、どっかに隙があるんですが、

中段の構えにはそれがありません。

 

・あえて隙を見せる事で相手の攻撃を誘い、返討にする

・攻撃態勢に入り易い

みたいな理由で「上段の構え」や「下段の構え」があるにはありますが、

かなり高度な技術が要求されるので、「中段の構え」が最も無難なんです。

 

 

実は剣道の基本が詰ってる

 

中段の構えの際、

・剣先を相手の喉元にむける

・腕には余裕がある

と指導されます。

 

逆に、素人が構えると

・剣先が上ってる

・腕が突っ張ってる

みたいになります。

 

僕も剣道初段程度の腕前ですが、

構え見ただけで、そいつに剣の心得あるかないかが大体分りますね。

 

何か、素人の構えってぎこちないんですよね…

 

後、構えに限らずですが、

竹刀をもつ時に、「左手の小指に力を入れて握れ」といわれます。

「右手はそえるだけ」と。

 

なぜかは知りませんが、左手の小指で主に持って、右手はそえるだけにする方が構えも綺麗だし、振る時もまっすぐに振れます。

 

右手に力を入れると、構えがいがんだり、まっすぐ振れなかったりするので、それだけでまた1つ隙になったりします。

 

なので、竹刀をもつ時は、左手の小指を意識しましょう!

 

大体これ位を意識すれば、綺麗な構えになります。

 

綺麗な構えを作るのは大切です。

 

実体験がないとなかなか「ああ、そうなのか!!」とはならないでしょうが、

自分の竹刀が相手の体の中心線をとると、一気に技が決り易くなります。

 

相手の竹刀に自分の体の中心線をとられると、そこから自分が技をくりだしても簡単に防がれてしまうし、カウンター攻撃される事もしばしば。

 

オセロに例えると、4隅をとられた感じですね。

 

構えが綺麗だと、自分の竹刀が相手の体の中心線をとり易くなるので、

勝負で自分が有利になり易いです。

 

動作が基本すぎて、毎回の稽古でいちいち構えの確認する道場って、余りないと思うんですけど、

だからこそ普段から気をつけてた方がいいですよ!!

 

 

摺足

 

剣道するときの、足の動かし方です。

これで「すりあし」とよみます。

 

丁寧に解説してくれてる動画があったので、こちらをご覧下さい。

 

要点は

・左足のつま先に体重をかける

・左足が右足を越さない

ですかね。

 

まあ、実際には左足が右足を越してる例はそれなりに見うけられますが…

 

 

踏込み足

 

剣道で、実際に技をくりだすときの足の動かし方です。

 

これも丁寧に解説してくれてる動画があったんで、ご覧下さい。

 

先程、摺足の解説の時に、要点として「左足のつま先に体重をかける」と書きました。

 

そうしないと踏込めないんですよね。

 

なので、左足に体重がのってないと、技をくりだすのが遅くなり、相手の攻撃を許しちゃう事になって、命取になります。

気をつけましょう。

 

 

剣道は下半身が大切

 

素人さんはどうしても竹刀の動きとかに目がいっちゃいがちですが、

剣道は下半身の動きが大切です。

 

下半身と上半身が連動する事によって、大きな力を効率的に生みだせるからです。

 

手だけで打ってくる奴は全身を使う奴より非力だし、

体のバランスも崩しがちになるから、隙もうまれ易くなります。

 

下半身がちゃんと動いてれば、その勢いで手も動かせるから、竹刀も軽く扱えます。

 

下半身って、自分では大きく動かしてるように思ってても、人から見たらそんなに大した動きでなかったりします。

 

上半身と比べて、動きが目だち難いんですね。

 

逆に書くと、その分しっかり動かさなきゃいけないので、

その点を意識するといいんじゃないでしょうか。

 

 

素振

 

素振に関しては印象を持ってる人もそれなりにいるんじゃないかなあと思うので、

僕の記事では割愛しますね。

 

「剣道 素振」とかでYouTube検索すれば、いっぱい出てくると思いますよ。

 

ただまあ、一応は書いておくと、

素振で多いのは、ほぼほぼ面ですね。

 

小手とか胴の素振は、ないと書いていい位に機会が少ないです。

 

実際の所、面の素振ができれば、小手も胴も大丈夫なんで。

 

それと、僕が剣道を初めた時、「こんな素振があるのか!」と思ったのが、

「早素振(はやすぶり)」といわれる素振です。

 

「跳躍素振(ちょうやくすぶり)」ともいいますが、

「早素振」という表現の方が普通だと思います。

 

ご丁寧な動画が、YouTubeにありました。

 

「へえ!」「ぴょんぴょん跳ねるのか~」と、初めて見た時に思いました。

 

面の素振の応用なので、大した事はないです。

 

 

打込(うちこみ)

 

打込っていうのは、まあこんな感じです。

(動画の5:40からが打込です)

 

動画は面ですが、小手や胴でも同じ要領で打込みます。

 

上半身は面または小手または胴の動き、

下半身は踏込、

上下半身が一体になって技をくりだします。

 

実際の試合で技をくりだすときの体の動きです。

 

単発だけじゃなくって、複数を組合せる打込もあります。

 

多いのは「小手、面」ですね。

 

 

大小

 

打込には大小があります。

 

大小の違いは、大きく振りかぶるか、手首の効きだけで小さく打つか、です。

 

手首の効きだけで小さく打つのは、こんな感じです。

 

「小手面」の動画も、実は小さく打込んでいます。

 

特に面と小手の場合、

大きく振りかぶっての打込と、

手首を聞かせての小さな打込、

があります。

 

小さい胴打ちもあるにはありますが、

面や小手ほどには稽古しないかもしれません。

 

殆どの場合、試合で使うのは小さな打込です。

 

大きく打込むのは、体の動きの基礎基本を習得・再確認するという点で非常に有意義ですし、日々の稽古でも時間を割きますが、

実戦の場合だと、それだけで相手に隙を与えますので。

 

 

切返(きりかえし)

 

「切返」とは、こんな感じです。

 

面を打込んで→左右面を前3回・後4回

×2

 

「左右面とは何ぞや」っていうのは、この動画をご覧下さい。

 

 

出鼻技(でばなわざ)

 

相手が技を打とうとした時に自分が技をくりだすのを「出鼻技」といいます。

 

相手が技を打ってきそうなタイミングを計らなきゃいけないので、結構難しいです。

 

「そんなん分るんか?」って話ですけど、

相手の目線とかよく見てたら、「あ、こいつ、次は面を狙ってるな」っていうのが、分ったりもします。

 

それなりの経験がいるので、難易度は高いですよ。

 

 

抜き技

 

相手の攻撃をかわしつつ、自分が攻撃します。

 

多いのは

・面抜き胴

・小手抜き面

ですかね。

 

 

引技(ひきわざ)

 

剣道には、「つばぜり合い」という状態になる時があります。

 

こんな感じです。

 

密着状態になるんですね。

 

この状態では前には打込めません。

 

打つとすれば、後ろに下りながら打ちます。

 

それが引技です。

 

こんな感じです。

 

動画は「引面」について解説してますが、

「引胴」「引小手」も要領は一緒です。

 

 

地稽古(じげいこ)

 

殆ど試合みたいな感じの稽古です。

 

試合と違って

時間制限がありませんし、

何本とったら終り、みたいなのもないです。

 

終る時は、お互いの阿吽の呼吸です。

 

僕はこの稽古、好きでしたけどね。

 

けっこう自由度が高いし、

同級生とかと稽古する場合、余計な気遣いせんでいいし。

 

 

掛り稽古

 

内容は

・切返

・打込

等です。

 

目下の人間が目上の人間に稽古をお願いし、

目下の人間が目上の人間に一方的に打込んでいきます。

 

目上の人間は基本、打たれるばかりなので、目下の方がいいように思えるかもしれませんが、

この稽古、目上の人間の絶好の ‘しごき行事’ です。

 

目下の人間が打込んできたのを

・ふっ飛ばしたり

・ねじ伏せたり

・のしかかったり

ってのを平気でやるんですよね!!

 

まあ、毎回ではないですが…

 

仮に ‘しごき’ が発動しなかったとしても、

目上の人間って、打たれるだけで身動きが殆どないから、ぶっちゃけ楽なんですよね。

 

対して目下の人間は、目上の人間に終りの合図されるまでずっと動き続ける事になるので、

普通に扱ってくれてたとしても、相当しんどいです。

 

 

寒稽古(かんげいこ)

 

今まで書いてきた稽古は、1回の稽古の中で更に細かくする稽古です。

 

2時間の稽古なら、その間に打込やら地稽古やら掛り稽古やらをします。

 

対して寒稽古は、大体1時間ぐらい(長い所でも2時間ぐらいかなあと思うんですが)なんですけど、

その日は寒稽古しかしないです。

 

しかも ‘寒’ 稽古という名前だけあって、大体は年明け早々にします。

 

年始の恒例行事みたいな感じですね。

 

しかも、なぜか寒稽古、朝がめっちゃ早いんですよね。

 

6時には始まって7時には終わる、みたいな。

 

そんな朝早くに、そんなに長い時間でもなく、何してるのかと書くと、

殆ど掛り稽古です。

 

この掛り稽古が ‘地獄絵図’ なんです!!

 

さっき、

・ふっ飛ばしたり

・ねじ伏せたり

・のしかかったり

って書きましたが、

それらしごきの内、結構な割合が掛り稽古中に起こっています。

 

凄いんですよ!! 本当に!!

 

壁に叩きつけられるとか普通だし、

ねじ伏せられて、「起きろ!!!」とかいわれながら、のしかかられたり、

 

僕が見た凄い例は、

ある中学の体育館で寒稽古してたんですけど、

1こ下のK君ていう子が、掛り稽古でしごかれてたんですけど、

元々、掛り稽古を始めた位置から30m以上移動し、体育館をでて、下駄箱まで移動させられ、下駄箱の隅まで追込まれ、そこで思いっきりボカボカやられてましたからね!!

 

もっと厳しい所だったら、稽古中にゲロ吐くとかザラらしいです!

 

前回記事で、‘厳しい事にこそ立向う剣道の美徳’ みたいなの書きましたが、

寒稽古はまさにそれを体現する ‘肝試し’ 行事になっています。

 

 

試合

 

試合に関しては、「剣道 試合」でYouTube検索して貰えれば、幾らでもイメージできると思います。

 

ただ、細かい決り的なものは文章で解説しますね。

 

 

試合は3分間の3本勝負

 

「3本勝負」っていうのは、先に2本とった方が勝ちって意味です。

 

「最大3本」って意味ですね。

(直で2本勝ちするのもあれば、1:1からもう1本で勝負を決するのもあるので)

 

3分たっても勝負が決らない場合は、

延長がねえ、確か1分とか、そんなんだったと思うんですよね…

 

それでも勝ち負けつかないと、最終は判定になります。

 

審判は3人いるので、

判定では絶対に決着つきます。

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