剣道から学んだ・学べなかった
私は剣道をしていました。
有段者でもあります。
剣道から
学んだ
学べなかった
を、記述したく。
いかにも日本風
やってて思ったのは、
剣道はいかにも日本風であります。
殊、その精神。
体の動かし方とか、よくよく研究すれば、実はとても科学的なのもありますが…
で、その精神とは、ざっくりいえば
厳しさやしんどさに立向うが美徳B
稽古は厳しく、
ビシバシしごかれ、
そして成長する…
逆をいえば、厳しさやしんどさから逃げる人はだめ、みたいな、
そんな風潮を感じます。
もっと極めてる人からすれば、私の理解なんて浅はか千万でしょうが、
そこまで極めれなかったのでお許しを。
寒稽古
寒い稽古と書いて「かんげいこ」と読みます。
1月の上旬から中旬にかけて、よく行われます。
正月気分が抜切れない時期に稽古するので、
私は初め、「何か歓迎するのかな」と思ったものです(笑)
寒稽古は早朝であるのが多く、まだ日の出前に道場へ向かいます。
寒稽古にもよりますが、大体1時間とか1.5時間とかで終ります。
普通の稽古は約2時間ですから、短いですね。
ですがこの寒稽古、私が経験した稽古の中でも最もきつい稽古です。
先生や道場の卒業生に稽古をつけて貰うんですが、
後ろから全力で押されたり、
のしかかられたり、
壁に押付けられてぼかぼかやられたり。
知らない人が見たらパワハラと区別つかないかもしれません。
私も馬乗りになられてぼかぼかやられましたし、
吹飛ばされたりもしましたし、
壁に押付けられてぼかぼかやられたりもしました。
なんて浪漫のない壁ドン!
後輩なんか、体育館で寒稽古してたんですが、
体育館の奥で稽古してたのに、あれよあれよという間に玄関の下駄箱でぼかぼかやられていました。
年明け早々、なぜこんな稽古するのか?
理由は習っていませんが、
恐らく年始早々、気合を入れて1年の精神を鍛えるのかと。
そういう稽古ばかりではございませんが、
剣道がいかに精神を大切にしてるのかが垣間見えます。
剣道からの学び
私は剣道を通し、厳しさやしんどさから逃げずに立向う、のを学びました。
剣道をやめてからも、仕事やらでしんどいのはいっぱいありました。
特に若い頃は、逃げずに立向った積りです。
学べなかった
逆に剣道で学べなかったのは
逃げる
働いててしんどくなったり、心が傷ついたり…
若い頃は、でも頑張って働いたんですが、
心身に不調を来したりもしましたし、
心が傷ついたのによる問題も多々ありました。
どういう問題があったかは、話がそれるので割愛します。
でも、「もっと早く逃げておけばよかったな」と反省するのは多々あります。
剣道からの学びだけではないかもしれませんが、
何でもかんでも厳しさやしんどさに立向うと、
場合によっては逆に後遺症になって己に負の影響を及ぼしてしまいます。
その分別をつけるべきだったと反省しています。
真に重要
新卒の頃、無闇にしんどい職に立向いすぎて心に傷を負った私。
そっから、逃げも重要と学びましたが、
今度は逆に逃げ癖がついてしまいました。
しんどそうなのには近づかないし、
飛込んだ先がしんどかったらすぐ逃げる。
潰れるよりましですが、
其は其でうまくいきません。
極端から極端にふれるのが私の癖。
当然ですが、
立向えばいいだの、逃げればいいだの、そう単純ではございません。
真に重要なのは、
何にどれぐらい立向うべきか、
どれぐらいしんどくなったら逃げていいか、
その峻別じゃないでしょうか!?
もっというと、その峻別を、既に始めてからしても遅いかもしれません。
始める前に、
立向うべきか、
逃げる、というか抑やらない、とすべきか、
多少なりとも目星をつけるといいんじゃないでしょうか!?
一旦、始めてしまえば、そこでは「ここで此を始めたんだから、頑張るのは当然でしょ」ってなりますからね。
やってみないと分らないのもありますんで、
始める前の峻別なんてそうそうできやしないでしょうが…
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