条約法をわかりやすく解説
条約とは、国際法によって規律される国際法主体の文書の合意です。
署名や批准が必要ですが、これらを満たすと名称の如何を問わず条約です。
これらを満たさず、法的拘束力がないものは非法律的合意とよばれす。
条約は、基本的には加盟国だけを拘束しますが、例外的に第3国を拘束する場合があります。
留保とは、特定の規定を排除又は変更する事です。
解釈宣言とは、特定の条項で複数の解釈が可能な場合、自国が採用する解釈を表明する宣言です。
条約の無効原因には国内法違反、瑕疵があり、瑕疵には更に錯誤、詐欺、買収があります。
条約の解釈には主観的解釈、客観的解釈、目的論的解釈があります。
条約の終了原因には、当事国の合意、合意によらない原因として、重大な違反、事情の根本的変化、外交領事関係の断絶、新強行規範の成立があります。