牛丼チェーンでのバイトを ‘ブラック’ と考える理由

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「バイト」っていうものをどう捉えるかっていうのは人それぞれでしょうけど、「たかがバイト、されどバイト」かなあというふうに思います。

 

やっぱりバイトって、1段低く見られることが多いですよね。

 

で、まあ慣れてくれば「所詮バイト」って、やってる自分自身も思えるんでしょうけど、僕が牛丼チェーンで働いたのって、「働く」っていうことそのものが初めての経験だったので、メッチャ大変でしたよ!!!

 

言うて僕もバイトってもの、そこまで重くは見てなかったんですけど、体育会風の店長にだいぶしごかれて、仕事とか社会人の ‘いろは’ みたいなのを教われたような気がして…

 

例えば「メモとる」っていう行為1つにしても、
そんなこと僕それまでほとんどしてなかったんですね。

 

それをまあ、するようになったっていうのだけで十分成長かなあなんて思ってました。

 

それとか「報・連・相」とかそういうの。

 

仕事自体も、人と比べると極めて微々たるもんですけど少しずつできるようにはなっていってたっていうのもあって、
夏休みの終わりから秋にかけて僕はバイトを通して本当に「メキメキ人が成長してるなあ」なんて思ったもんです。

 

ただ…
今から考えると報連相とかメモとか社会的・社会人的な成長ももちろんありましたけど、
どちからというと「厳しい労働に耐えた」っていう、一種の ‘達成感’ のようなものだった可能性がありますね。

 

ここまで書くと、さも牛丼チェーンでのバイトって「厳しいからこそ成長あり」みたいな雰囲気ですよね。

 

もちろんそれはそれでそうなんですけど、
トータルで見た時に、やっぱり僕の牛丼チェーンでのバイトは ‘黒歴史’ ですね。

 

「何でか??」って話なんですけど、

 

まず、ヘルプで他店舗行かされることが多かったんですね。

 

ヘルプだろうが何だろうが使って下さい!!」って僕の方でも言ってたからあんまりグチ書くべきじゃないのかもしれませんけど、
「店舗がどこにあるか」ってことだけでもだいぶ労働環境が変わってくるんです、実は!!!

 

何が1番変わるのかというと、そらもちろん
「客層」
です。

 

僕の所属してた店舗はオフィス街にあったんで昼間もサラリーマンとか ‘まともな’ 層でしたし、夜はそんなに人来ませんてしたから、そもそも。

 

ところが他店舗はそうはいきませんよ!

 

月商1000万

まず紹介したい店舗は…
ここはまあ…客層というよりも単純に忙しいです。
月間1000万売り上げてるそうなんで!

 

考えてもみてください!!

 

牛丼1杯って、並盛りだというて300円ぐらいでしょ!?

 

それが月1000万稼ぐんだから、もちろん牛丼よりも単価の高いメニューもあるわけだからそう単純計算していいわけじゃないにしても、これで月1000万稼ぐわけだから相当客さばかないといけませんよ!!

 

僕は夜勤で入りましたけど、
確かに2時3時は客足が途切れるんですよ。

 

その間にダッシュで客席のショウガの補充とかしないと大変なことになる、
どう大変なことになるかと申せば朝の5時には爆弾のように人くるんで注文通して飯作ってで客さばくのがやっとだからそんな時に「ショウガありません」とか言われて補充なんかしに行ってる暇なんかありませんからね!!

 

朝の5時で僕の所属店舗のピークなみに人来ますからね!!!

 

「こいつらこんな時間から何してんねん!!?」「寝とけよ!!!」
って思ってましたけど!!!

 

夜行バスのバスターミナルが近くにあったんで早朝の時間帯っていうのはバスが到着する時間帯ってことなんです!!!
結果「普通この時間帯は人寝てるやろ!!!」っていう時間帯に爆弾みたいに人が来ることになるんです!!!

 

その店舗、
当時僕が所属してたチェーンの中でも全国で5本の指に入るくらい売り上げてたらしいです。

 

「あそこはヤバい」「あそこは忙しい」「あそこは気をつけろ」っていうのはバイトの間ではよく囁かれてましたね。

 

客層の悪さに話を戻して書くと、
祇園と伏見ですね!!!
特に祇園!!!

 

祇園

 

「祇園」といえば京都有数の観光地であると同時に京都1の歓楽街でもありますよね。

 

「歓楽街」って読んで皆さんがどう思うにか分かりませんけど
後ろにヤクザがついてるとかって噂もありますし、何より明け方になると売れ残りのホストホステスが店来て好き放題するんですよ!!!

 

極妻

僕が怖かったのは、ある女の人のテイクアウト注文を受けたんですよ。

 

ピシッと着物着た、キレイな顔だちの女の人だったんですが目元のつり上がりが異常に気になって…

 

漂わせるオーラといい
「こいつ絶対極妻やろ!!!」
思いながら、びくびくしながら飯作った覚えがあります。

 

そこまでびくびくしてたのは単に相手が ‘極妻っぽい’ からだけではないんです。

 

聴いた話なんですけど
持ちかえり注文まちがえたやつがいたそうなんです。
そしたら店に電話かかってきて「注文まちがえとるやないか!!!」って、怒られるだけじゃなくて向こうに呼び出されて、しかも帰してもらえなかったらしい…です。

 

その人がその後どうなったかは知りませんが、
そんなこと聞かされたらそりゃあビビるでしょ!!!
それでなくても「ミスが多い」っていうので毎日のように怒られてる状況がありましたから!!

 

だいたいいくら祇園つったって
高そうな着物ピシッと着てくる時点ですでにニオイますよね!!!

 

ホスト・ホステス

ホストとホステスの売れ残りについて書くと、
だいたいその系の店が閉まるのって明け方じゃないですか!?

 

そのぐらいの時間に集団で来るんですよ!!!

 

んで、ないの分かっててサラダあほみたいに注文しよったり
「暑いから冷房強めて~」って言った5分後には「やっぱ寒い~」とかぬかしよったり、
挙げ句の果てには紙ナプキンまるごとひっくり返してそのまんまとかね!!!

 

さすがにプッツン来たんでそいつの目の前で紙ナプキンの整理やったったんです。
残念ながらそいつに目合わせる勇気がなかったのが今でも心残りなんです(泣)

 

「職業に貴賤なし」とはいいますけど
水商売に対して賎しみの感情もってる人って一定数存在するじゃないですか!?

 

そういうの知ってたりするとこっちもさげすみやすいですよね!

 

「この、社会のゴミどもが!!!」と思ってました。

 

ただやつらにはやつらなりの事情もあるらしいんですよ!

 

そこの店舗の人から聞いた話ですけど、
やつらも店で客にムチャぶりされてるんですって!

 

どうしてもそこでストレスが溜まるから明け方売れ残って牛丼食いに来たついでに好き放題やって帰るんだとか。

 

まあそういう店行く客って、どうしてもノリがハイになっちゃってたりするから、ついつい一線越えるんでしょうな!!!
客たちがそうと気づかんうちに!

 

同じ客商売に関わった身として
同情はしますけど
だからって「何でオレが連中のうっぷんの ‘生け贄’ にならなあかんねん!!?」て話!

 

サラリーマン

歓楽街って水商売やってる連中もたいがいですけど
サラリーマンとかもね…、オフィス街とかとはちがう顔見せたりするんで…

 

そんなに僕は相手しなかったですけど
女はべらせて調子のってるやつとかね!

 

意味わからんのは
店内オーダーとテイクアウト注文を一緒に受けたんですよ。

 

で、そういう時は
テイクアウト注文を店内オーダーと一緒に出すのか、それとも店で食い終わったぐらいを見計らって出すのか、
それを客に確認しなきゃいけないんですね。

 

で、僕が聞いたら「一緒にだしてくれ」って言うんです。

 

だから僕、一緒に出しました。

 

そしたら怒られました。

「お前な、確かに『一緒に出してくれ』とは言ったで!!
けどな、ホンマに同時に持ってくるっておかしいと思わんか??
せめて店で食べるやつ持ってきてから、持ちかえりのん持ってくるべきちゃうか??
オカシイと思わんか???」
っていう趣旨のセリフを数回ぐらい言われまして…

 

僕はひたすら「すいません」「すいません」て謝ることに徹してました。

 

だって本音言えば
「オマエが同時に持ってこい言うたから同時に持ってったんやろが!!!
何で指示に ‘従ったこと’ によって怒られなアカンねんな!!?
っていうことですからね!!!

 

何回も何回も「オカシイと思わんか??」って聞いてくる、
その狙いはよく分かりませんが、察するに「オカシイと思え!!!」ってことなのかなあと…

 

であればバカ正直に質問に答えたダメですよね!!!

 

だってオカシイと思えない以上、国語的に文がつながる回答すれば
「いいえ、私はオカシイとは思っていません!
お申しつけ通りにしただけですので何らオカシイことはしておりません!!!」
てなるに決まってますから!!!

 

「言いたいことあるんやったら言え」!?

たまに
「言いたいことあるんやったら言え!!!」
って言われる時ありませんか??

 

でもたいがいボカしますよね!!?

 

何でか!!? って話なんですよ!!!

 

そらそうですよね!!!
あの時の僕はそんなことしませんでしたけど、
露骨に本音回答してたら取り返しのつかんことなるでしょ!!!

 

そんなこんなで、客層の悪さがあまりに評判だったからバイトが入らなくって…
特に夜勤!!!
しかも他店舗のやつらもヘルプ行きたがらないんです。当たり前ですけど!!!

 

で、そういうの割とホイホイ行く僕にいっつも白羽の矢が立つ、っていうね。

 

祇園のそういうのに比べたら伏見はそこまででしたね。

 

伏見

伏見といえば
「スクール・ウォーズ」で有名な伏見工業があるところ…ですよね。

 

つまり、京都でもガラの悪いところ。

 

そこの店舗、
伏見の中心部からは離れていましたし、
そもそも僕がヘルプ行く回数も祇園と比べてもそんなになかったんで。

 

祇園のが強烈すぎるからその影に隠れてなかなか印象として残ってないんですけど、
でも思い出すってことはそれなりの何かはあるんでしょう!

 

覚えてるのは
店内飲食の客に、まちがって注文以上の牛丼出したことがあるんです。
「まだ牛丼出してないんちゃうか?」と思って。

 

そしたら「お前どんだけ俺に牛丼食わせるんじゃえ」って言われたことがあります。

 

まあこっちが悪いにしてもハデな服着た客からそんな言い方されて、いい気はしないですよね。

 

客=敵

こういう経験を「毎日のようにすること数ヶ月」ってなってくると、もはや僕にとってはいろんなものが ‘敵’ になってくるわけです。

 

端的には客!!!

 

「お客様は神様だ」って格言ありますよね。
あれどう思うかですよ!!

 

僕がまだバイト探しにあけくれてたころ
あるコンビニの面接行ったことがあります。

 

そこでその店長(とおぼしき人)が言ってたセリフ
「お客様は、神様やから!」
っていうのが、なぜか印象に残ってまして…

 

こんなんジャリボーイの頃から聞かされてきたせりふですけど、
あるいは当たり前の格言だからか、「そういう心構えで仕事しなあかんねんな」と思ったものです。

 

だけど
「オレは客やぞお~!!!」
気取りの相手することが多くなると、
「そんなやつを神扱いせなアカンのか!!?」
って、疑問に思っちゃいますよね!!!

ていうか疑問というよりむしろ反語!!?
「そんなやつを神扱いしなアカンのか!? いやちがうはずだ!!!」
っていう…

 

世間で「当たり前」っていわれてることってたくさんありますけど、
その「当たり前」がもたらす弊害考えた時にもはやそれを「当たり前」として受け入れられなくなっちゃいますよね!!!

 

そうはいっても左脳的に考えればやっぱりそれでも「お客様は神様だと思って丁重に扱わなあかんのかなぁ…」と思って、
所属店舗で、一緒に夜勤入ることが多かったTさんに聞いたんですよ。
「僕、客来たら『はよ帰れ!!!』としか思えないんですよ!!!
客=敵やと思てるんですよね!
僕の感覚ておかしいんてすかねぇ…?」

 

そしたらTさん、
「いや、僕だって『どこで飯食ってんだ!!?』って思ってますよ!」
って言うんです!!!

 

店を経営してる側とか、接客業が好きで好きで仕方ない人とかだと「客=神」と思えるんでしょうけど、
僕みたいに金のために働いてるってだけの人間は、むしろ「客=敵」と思ってる連中の方が多いんかなあなんて思いました。

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