学校は ‘悪い’ のか!? いじめ問題と学校の責任

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学校は ‘悪い’ のか!?

 

不定期ながら時々、世間を騒がせる苛め。

 

自殺なぞしようものなら、大きな話題になります。

 

世間が騒ぐと、必ずといっていい位、矢面にたつのは学校。

(偶に教育委員会)

 

私も中学生で苛められていた時分は

「学校は何をしてるんだ!」

と憤ったものです。

 

母校の中学校へもそうでしたし、

報道で苛めが取上られても、「けしからん学校だ!」と憤りました。

 

でも、あれから十年以上たち、私もまがりなりにも色々見聞し、改めて振返ると、ふと疑問がわきます。

 

「学校批判は正しかったのか?」

と…

 

今回はその辺りを書きます。

 

そうそう、先にお断りしますが、

特に記述ない限り、ここで書く ‘苛め’ とは、子供同士の苛めを指します。

(園児間、児童間、生徒間、学生間等)

 

大人-子供 の苛め(教師から生徒へ、等)だと話が変ってきますので、

そういうのは原則指さないとお考え下さい。

 

 

学校の責任

 

苛めについて、学校にはどんな責任があるのでしょうか?

 

私としては、以下2つがあると存じます。

1苛めが(極力)起きない環境を作る

2起きた苛めに適切に対処する

 

これだけ読むと「当たり前じゃないか!」となるかもですが、まあ最後までお読み下さい。

 

まず1ですが、ある程度は可能ですが、

完璧に、となると、子供1人1人に大人をつけて24時間365日年中無休で監視監督する勢いになってきます。

 

そんなん無理でしょ!

 

そうすると、より実効性のあるのは2ですね。

 

実際、世間から叩かれるのも2が多いかと。

 

ありがちなのは隠蔽するとか、

もっとよくないのは「加害者にも将来があるんだ!」とかいって加害者を擁護するとか…

 

そんなのしだすと、世間から「ちゃんと責任を果たしてるのか!」て言われてもしょうがないですね。

 

 

諸悪の根源

 

学校にも果たさなければならない責務はございますから、

それらをしないならある程度の批判は避けられません。

 

ですが、よく考えれば、

諸悪の根源は加害者ですよね!

 

加害者が苛めなければ学校も苛め対応しなくていいのです。

 

なので、

最も批判されるべき、

最も責任とるべきは

加害者なのです!

 

だけど私がみる限り、世間からの批判であったり、対応におわれたり、っていうのは、加害者よりも学校にのし掛ってる気がします。

 

あくまで私がみた限りなので、違ってたら申し訳ございませんが、

此が私が感じた違和感の正体なんです。

 

教師が生徒を傷つけるとかなら学校が責任の矢面にたつのは当然ですが、

 

子供同士の苛めで学校が加害者よりも矢面にたつとなると、

私が学校なら

「わいらやってねーし!!」

「加害者にいえや!!」

ってなりますよ!

 

寧ろ学校が「許せないですよね! あいつら(=加害者)悪いっすよねー!」って、’世間側’ になってもいいんじゃないかな!?

 

学校で起きた苛めなら、学校の責任が追及されてもしょうがないでしょう。

 

じゃあ質問ですが、例えば通学路たる駅や電車で苛めがあったら?

 

或は放課後に近くのショッピングセンターで苛めがあったら?

 

こういうのって、一般的には鉄道会社や店の責任とはならないじゃないですか。

 

寧ろ巻込まれたとして、警察やらに相談しますよね。

 

でもこの際でも学校は責任を追及される…

 

「所属してるから」が理由でしょうが、

であれば其こそ生徒1人1人が家でた瞬間から教師をつけて監視せざるをえなくなります。

 

とれる対策を鑑みても、学校に責任を押付けまくっても解決できないでしょう。

 

 

罰も教育の内

 

学校には学校で責任がありますし、責任を果たせていないなら責められるべきです。

 

ですが私が申した如く、本来そこまで負わなくていい責までも学校が負ってるとしたら、その背景はどこにあるでしょうか?

 

私としては、「教育期間にある子供は弱者なんだから守るべきb」という価値観が根底にあるのでは、とみています。

 

刑法の刑事未成年と、発想は同じですね。

 

子供は守られるべき

 

責任をとるのは子供を監督する大人

 

加害者とはいえ子供なんだから、守るべき子供ではなく、子供を監督する立場にあった大人-詰り学校-が責任をとるべき。

 

そういう発想がどっかになかろうか、と。

 

法律もそうなってますし、

責任能力という観点でも、大人と比べて劣ってるのもあるでしょうから、

正しいは正しいです。

 

ですが、一切の責任を負わなくていい。

というのではない筈です。

 

程度、回数、被害者の状況…

そういったのを総合考慮し、適切な罰を加害者に与えるべきです。

 

というか、其が教育だと思うんですがね!

 

一生で全く誰にも迷惑かけたり傷つけたりしないなんて、極端に短命とかでない限り、無理ですよね!

 

苛めに発展するかはおいといて、人を傷つけてしまうとか、学園生活してたらザラです。

 

被害者になれば傷つくし、

加害者になれば怒られて罰うけます。

 

そうやって大きくなっていくのが極々普通じゃないでしょうか?

 

適切な罰をうけなければ、

本人もやっていい悪いを学べないですし、

逃げ得を許すのは社会的にも損です。

 

なので、

まずはきちんと加害者に責任をとらせるのを第1に、

その上で学校がやるべきをしてるかを第2にすべきでしょう。

 

やってもない学校が加害者をこえる責任をとらされるのは、改善すべきです!

 

 

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