中学生だった私は、月1ぐらいで手紙が送られてきてました。
とはいえ、恋人だの古い幼馴染だのではございません。
進研ゼミです。
どっから知ったのか、私の学年まで把握してましてね…
手紙にはちょっとした漫画がついてましてね。
物語のパターンは決ってるのですが、毎度、読んでしまうんですよね。
中学から高校に進学するとなると、進研ゼミの漫画も「高校の勉強はむずいぞ!」と。
「中学とは雲泥の差だぞ!」と。
私は中学では’賢い生徒’でして、成績はよく、高校は進学校に進学しました。
中学でも努力してた自負はあったので、「いっても中学ぐらいの努力すれば…」って望みはありました。
ですがやはり進研ゼミの漫画の脅しは正しかったです。
高校の勉強がどうむずいか
先にいいますが、こっからは進学校についてです。
失礼ですが、底辺校とかには当嵌りません。
進研ゼミが漫画で脅してたのは、
速さと量です。
そしてどっちも正しかったです。
量
まず量ですが、
中学では国数英理社だったのが、
高校になると、
国語だけで現代文、古文、漢文になり、
数学もI、A、 II、B、理系ならIII、C、
理解は物理、化学、生物、地学、
社会は…
となり、
各が1科目の量があるんです。
中学では5教科といわれていましたが、
高校では15教科ぐらいになる印象です。
速さ
中学の数倍の学習量になりますが、在校は中学と一緒の3年。
そうすると授業は速くならざるをえないですね。
私が意外にびっくりだったのが、黒板消し!
小学校、中学では、「あんたら、写したか?」と、教師が尋ねてくれました。
ですが高校では、写したかどうかを尋ねずに、どんどん消されていきました。
うかうかしてると板書もままなりません。
そんなぐらい速いですから、1回の授業がとても濃いんですね。
授業を1回、休んだだけでも結構な被害でした。
中学でしたら1回ぐらいさぼってもどうもございませんでしたが…
中高一貫
私は公立中学で、中高一貫ではないので、あくまで噂であって詳しくは知りませんが、
中高一貫は(転校とかなければ)高校入試がないので、6年かけて大学入試の勉強できます。
噂では
中1で中学の勉強を終らす
→中2、中3で高校の勉強を終らす
→高校では大学入試対策をみっちり
でした。
ぼちぼちの偏差値の学校でもこんなカリキュラムだそう。
そりゃ強いですよね!
噂にすぎないので、もし中高一貫の人がいらっしゃいましたら、この記事の下にYouTube動画を貼っています。
YouTube動画のコメント欄から「合ってるよ!」とか「異なってるよ!」とか、お教え賜れたら幸です!
高校の外
殆ど意識されてませんが、高校の勉強がむずくなるのは、高校の外の環境も大きいのではないかと…
塾、予備校
中学までの塾は、生講義は当然として、
講義してた講師が常駐してて質問が、いってみれば’軽々しく’できました。
而も私が卒業した塾は、故郷では有名な塾で、1つの教科に2,3人の講師がいました。
ですから、生徒にとって「この講師が分り易いから質問しよう!」ってのができました。
中学までの塾って、相応の規模でも地域密着ですよね。
ですが高校の予備校って、全国区なんですね。
殊、大手は。
而も浪人中心なんですね。
ですから現役はどうしても蔑ろになりがちで…
私が高校生で通った予備校は、大手の現役向でしたが、
講師は講義の前後以外いなかったんです。
加えて1教科につき講師1人でした。
ですから質問が’軽々しく’はできなかったんですね。
大学生のバイトは常駐してましたし、大学入試を突破した大学生ですから、尋ねりゃ相応には答えてくれたかもしれませんが、
やっぱり講義した講師に尋ねるのとでは雲泥の差でしょう。
心なしか、講師の質も中学の塾が高校の予備校よりよかった気がします。
名物講師は各予備校に沢山いますが、
高校生の数には足りないし、どうしても都会が中心になるんでしょうね。
地方や郊外の予備校には回ってきません。
そうすると、劣る講師が地方や郊外に来るんですね。
まあ、私との相性がよくなかっただけかもしれませんが…
或は、友が通った予備校は、生講義すらございませんでした。
衛星放送の講義でした。
衛星放送であれば名物講師の講義を受けれますが、
生講義ではないので緊張感が生れ辛いでしょうね。
そうこうあって、予備校って、殊、地方や郊外では、
中学の塾より、生徒1人1人にかける力が弱かったんです。
私には、質問のし辛さが致命傷で、
中学で成績よかったのって、塾で納得いくまで時間を気にせず問答を繰返せたからでもあったんです。
高校生では質問がし辛かったので、納得するまで己で考えざるをえなかったので、
勉強の速さがとても遅くなりました。
都会の予備校であれば、広告にも出る名物講師が生講義で常駐してて、軽々しく質問できるのかもしれません…
ですが私は、高校も家も予備校も郊外にありましたので、ほったらかされてる雰囲気はありました。
感想
学習指導要領の偏り
中学と高校では、勉強の量も速さもとても偏っています。
中卒なんて殆どいないし、中卒だったにしてもある程度は高校の勉強やっといて損はないでしょう!?
ですからこの偏りを、ちょっとは均してもいいんじゃないかとも存じます。
ですが、私は中学では苛められており、
※参考に苛めの記事をあけます。
進学校に進学したかったのも、加害者と一緒の高校に進学したくなかったからであって、
将来どうこうは優先じゃなかったし、ちょっとでも偏差値のいい高校を、ちょっとでも簡単に!というのが強かったです。
ですから中学生だった私が、中学の勉強の量が増えたり速くなったりするのは嫌でした…
高校の外の環境整備
殊、予備校ですが、質の高い講師が、生徒に身近であればいいですが、
そうはなってないのが不思議です…
そうできるだけの財力はある筈ですが…
ちゃんと教えれる講師が、地方や郊外にはいないのかな…
要は、
勉強は、量も速さも爆増するのに、
支えが劣化する。
泣き面に蜂だから高校生は大変なのです。
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