【だんじり】 【岸和田】 だんじり祭りのスケジュール

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前回から、僕が岸和田地車祭について書いています。

 

前回は曳き手の役割について書きました。

 

今回は、より岸和田祭よりの記事にしたいと思います。

 

岸和田祭の工程と、各工程毎に何が行われるのか、その詳細を書きたく。

 

 

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潮かけ•ブレーキテスト

 

本曳行の前に、安全曳行を祈念して、地車を海水で清める神事を「潮かけ」といいます。

 

といっても、豪快に海水をぶっかけたりせず、

榊(さかき)を海水に濡らし、屋根や梃子や綱に海水を塗る様な感じですが。

 

「ブレーキテスト」っていうのは、その名の通り、本番の曳行の前にブレーキがちゃんと効くか確かめるのをいいます。

 

後で書く様に、「試験曳」っていうのがあるので、その時にブレーキテストをかねてもいい様な気もしますが、

地車のブレーキって、けっこう繊細みたいで、それ専用に時間とってやらないと、試験曳ついでに調整してる様じゃ間に合ないらしいです。

 

なので、本番前にやり回ししたり、走って止めてしたりを入念に繰返します。

 

潮かけとブレーキテストを同じタイミングでやる町、

潮かけだけ本祭にする町

 

日程も含めて、この辺は各町まちまちです。

 

大体、朝の1時間ぐらいで終らせるみたいです。

 

多くの場合、ブレーキテストがその年の初めての曳行になります。

 

「試験曳」というのも確かにありますが、

青年団や後梃子にとっても、実際に地車を曳いて感触を確かめる絶好の機会ですし、

彼らにとってはブレーキテストが事実上の ‘試験曳’ だったりします。

 

ブレーキテストは本番に備えて色いろ確認するんですが、服は私服であるのが多いです。

 

中にはその町お揃いのTシャツ着てたりする場合もあるんですが。

 

それと、ここ2,3年(この記事は2021年にかいています)は鳴物を鳴らさない町が増えてます。

 

つい2,3年前までは鳴物も全然鳴らしてたみたいですが。

 

最近はなかなか規制も厳しいみたいで、

当局から「音だすな」っていわれてたりするみたいですよ。

 

昔は「盗人曳」っていって、警察の許可なく勝手にブレーキテストやって、後で警察から目玉くらうっていう ‘お茶目’ な光景も多発してたみたいですが、

部外者への迷惑を考えると締付けざるをえないんでしょうね。警察も。

 

鳴物をゴチャゴチャいうのは厳しいかなあと思うんですが,

地車を曳くとなると、相当に広い道でないと車が通れないですからね。

 

逆に警察から許可とれば、誰に憚る事なく大手を振って地車を曳けるという利点もあるらしいですよ。

 

 

試験曳

 

地車祭は一般に,年2日と案内されるのが多いですが、

実はそれ以外にも「試験曳」とよばれる日程が2日、存在します。

 

9月祭礼の岸和田旧市地区と春木地区の場合、試験曳の日程は、

1日目は9月の第1日曜日(その日が9/1の場合は翌週の日曜日)、

2日目は本祭前日の金曜日

です。

 

時間は両日とも14時~16時

 

‘試験曳’ とはいうものの、やってる内容は本祭と変りありません。

 

‘試験’ ぽくはないし、本祭とさしたる違いもなですね。

 

強いて違いをあげるとするなら、

本祭の時は、場所によっては沿道いっぱいに出る屋台が、試験曳の時は殆ど出てない事ぐらいですかね。

 

恐らく交通規制の関係だと推測されますが、

たった2時間で出店を準備して→営業して→片づけて、っていうのは無理があるのかと。

 

そのお陰で、本祭の時は出店だらけでとても地車が通れない路地でも、試験曳の時には通れる道が若干ですが存在します。

 

特に9月の最初の日曜日の試験曳は、その年の初めての地車ですから、

太鼓の音が聞こえてくると、文章でうまく表現するのは難しいですが、何ともいえない高揚感というか、緊張感というか、に包まれたのを今でも思いだされます。

 

「 ‘血が騒ぐ’ とはこの事か!」って感じですね。

 

 

本祭

 

本祭は全2日の日程です。

 

敬老の日の直前の土日です。

 

昔は日程が9/14、/15で固定でした。

(その当時は2回目の試験曳も13日で固定でした)

 

敬老の日が15日で固定だったからね。

 

けどハッピーマンデーが導入されてから、

観光客が激減したり

「流石に3日も仕事や学校を休み辛い」といいだす曳き手がいたり

という事で、祭礼の日程を土日に合わせる形になりました。

 

確か僕が中3の時だったかな!?

 

因みに、岸和田の山手の方など,その他の地区では、元から祭の日程は日付固定ではなく、土日に合わせる形になっていました。

 

2日の内、

1日目を「宵宮」

2日目を「本宮」

とよびます。

 

…っていうか僕、1日目と2日目で別々に名前があるの、つい最近まで知らなかったんですけどね。

 

僕が曳いてたのって、子供の頃だけなんです。

 

大人になって、祭を本格的に運営する側に立てば、宵宮と本宮の違いを意識しなきゃいけなくなるかもしれないですけど、

単に綱を持ってるだけの子供にとっては ‘宵’ か ‘本’ かなんて気にしませんから。

 

僕の周りでも「宵宮」「本宮」なんて言ってる友達いませんでしたよ。

 

単純に「本番」としか言ってませんでした。

 

岸和田の少年達は「本番」としか言ってませんでしたが、

この記事では宵宮と本宮を分けて解説したいと思います。

 

「宵宮と本宮で違いはないのか?」と質問されたら、

違いあるんで!

 

 

宵宮

 

 

曳出

 

本祭は「曳出」から始まります。

 

時間は6時~8時

 

何だかんだでそれより前に動き始めてる町もありますし、曳行以外の諸々とかも含めると、

日出前から事実上お祭は始まってます。

 

「時間が早い」って事以外は普通に曳いてるだけです。

 

僕、実は小学校の時は曳出を曳いた事がなかったんです。

 

「生活リズムを崩したくなかった」っていうのが1番おっきい理由なんですけど、

 

「曳出は危ない」って話も聞いてました。

 

「曳出は走りっぱなしだから危ない」と、

どこでそんな情報を手に入れたのか覚えてないですが、

そういう印象がずっと僕の中にありました。

 

祭り前になると学校から「地車を曳くなら気をつけてねー」プリントが配られるんですが、

「曳出と宮入は特に危ないから曳かない方がいいよ~」みたいな記載が、特に小学校の場合は、さりげなくあったりします。

 

勿論、小学校に言われた位で自粛する子供達は殆どいないんですがね。

 

先生達も分ってるのか、見て見ぬふりです。

 

まあ、そういう事もあって、中学で初めて曳出を曳いた時は緊張したもんですけどね。

 

「どんなけ危ないんやろう!?」って。

 

でも曳いてみると全然でしたよ。

 

当然,走りもしますけど、それなりに歩きもしますし、

正直、曳出とそれ以外で特筆すべき違いはないです。

 

「曳出だから危ない」って事はないです。

 

逆に「それ以外だから安全」って事もないですよ(笑)

 

地車は基本的に、いつでも相応に危ない祭ですので、「特にここが危ない」って指定する方が難しいですし、

もし曳くんなら、「いつでも危ない祭なんだ」っていう事を分った上で、恐れず奢らず曳くべきなんじゃないでしょうか!?

 

 

午前

 

早朝の曳出が終ると、午前の日程に移ります。

 

午前は特にこれといった呼び名もないし、特殊な行事もないです。

 

普通に地車を曳いてます。

 

特記事項がないのでこれは軽く流します。

 

 

パレード

 

午後からは「パレード」とよばれるものがあります。

 

13時開始だったかな!?

 

場所は南海電鉄の岸和田駅前

 

何をするのかというと、

 

各町がやり回しをするんですが、

その前に、

 

青年団の団長や曳行責任者の人達に花束が渡され

   ↓

クラッカーが放たれると同時に鳴物が囃され

   ↓

団長達が団員達に胴上げされる

 

大体こんな感じです。

 

僕が子供に頃はそんな事なかったと思うんですが、

最近はパレードがより見せ物化してる気がします。

 

青年団一同が女装したり、

子供達がクリスマスに被る様なとんがり帽子を被ったり、

 

それを1町1町やっていくんです。

 

僕,’パレード’ って「行進」とか「練り歩く」っていう印象があるんです。

 

地車って、祭の間中ずっと岸和田の町を練り歩いてるんだから、

ある意味、祭の間ずっとパレードしてる様なもんだという感覚があるんですね。

 

皆さんの中に僕と同じ感覚の持ち主がいるのか分りませんが、

地車でいう所の ‘パレード ‘は,「行進」とか「練り歩く」という意味合ではなく、

  • 各町やその責任者の紹介
  • 自分達の町のアピール

の場であるといえます。

 

 

灯入曳行

 

パレードが終り、午後の曳行が終ると,夜からは灯入曳行が行われます。

 

沢山の提灯に灯された,幻想的な地車の曳行です。

 

夜は基本、走ったりしません。

 

昼間の激しさからは考えられない程ゆっくり歩きます。

 

堺の方とか行くと、灯入曳行でも平気で走ってたりするそうですが、

岸和田の場合は,止まっては動き、止まっては動きの繰り返しで,なかなか進みません。

 

夜は、大人達はゆっくり気味ですね。

 

青年団の若手とか、夜でも相変わらず忙しい人は確かにいますが、

地車の傍で酒を飲みながら歩いてるおっちゃん達が結構います。

 

夜の主役はちっちゃい子供達ですね。

 

昼間みたいに威勢よく走り回らないから、よちよち歩きの子供達でも綱を持ち易いです。

 

しかも、

屋根に乗せてくれたり

太鼓を叩かせてくれたり

後梃子でちょい取らせてくれたり

昼間は絶対させてくれない体験をさせて貰えない体験をさせて貰える場合があるので、子供達にとっては貴重な時間です。

 

何を体験できるかは、町とかによって変わってきますが。

 

あ!

これ、一般客は無理ですよ。

 

対象は、その町の綱を持つ資格のある子供達ですから。

 

1日目の灯入曳行は、2日目より早目に終ります。

 

町にもよりますが、22:30位には終了しだします。

 

曳出の関係で午前3時には起きるし、

宵宮前日の試験曳も何だかんだで遅くまで起きてたりするので、

気持ち若干ですが、早いです。

 

 

本宮

 

 

宮入

 

2日目は朝から、本宮のメイン行事、「宮入」が行われます。

 

各町の地車が、それぞれが氏神としている神社に ‘お参り’ するんです。

 

曳き始めるのは宵宮より少し遅いです。

まあ、曳出が早すぎるってのもあると思うんですが。

 

7時か8時ぐらいからかな。

 

地車は,まあ神輿とかもそうなんでしょうけど、ただの木彫の車ではなく、神が宿っています。

 

最近では全国的に有名になってきてますし、各町とも自分達をアピールしまくってるから、’見せ物’ 的な色合がどんどん強くなってますが、

元来の地車祭からして、外してはならない行事です。

 

祭の本質はあくまで神事なんで!

 

それは何も地車に限った事じゃないと思います。

 

2020年は ‘名前を言ってはいけないあの疫病’ のせいで、9月祭礼は全町が曳行自粛となりましたが、

それでも宮入だけは行われてました。

 

地車は曳けないので、纏と最低限の関係者だけの質素な宮入でしたが。

 

それ位、宮入ってのは意義深いもんなんです。

 

岸和田旧市地区の場合,宮入される神社は2社あります。

 

岸城神社と岸和田天神宮です。

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