国家一般職の下克上! 国家総合職に試し受験でうかってしまう逆転現象と、国家総合職の併願が民間になってしまう



中央省庁

 

日本を動かす中枢ですね。

 

ここいらで働こうとすると、公務員試験をうけなければなりません。

 

省庁で働くのにうける公務員試験は、

・国家総合職(国総)

・国家一般職(国般)

です。

 

で、国総と国般って、

‘でかい壁’

があるんです。

 

その壁のせいで、

併願がむずかったり、

国般が国総に勝っちゃったり、

します。

 

なぜこんなに稚児しくなっちゃうんでしょうか!?

 

 

試験制度

 

まずは試験制度から。

 

私は文系なので、理系は不明です。

 

こっからは、文系についてです。

 

文系の公務員試験は、国だろうが地方だろうが、

教養と専門を勉強します。

 

教養っていうのは高校までの勉強で、

専門は大学でやる勉強です。

 

専門をわけると、

法律系、経済系、政治系

になります。

 

政治系は「学系」ともいったりします。

 

政治学とか、行政学とか、

◯◯’学’がつくから学系です。

 

主観でしかないのですが、

関東では政治系、

近畿では学系、

といっている傾向があったかもしれません。

 

このざっくりした’系’の中に、

◯◯法とか◯◯学とかの科目があります。

 

こういう科目から、どこがどうでるのかは、試験種によります。

 

勉強は、科目を満遍なくやっておいて、

そっから第1志望や併願をうけていきます。

 

‘満遍なく’とはいいつつ、志望によって偏りはあります。

 

法律8:経済5

とか、そういうのは誰しもあります。

 

ではあるんですが、専門は1巡はやりますね。

 

 

国総

 

国総は、

法律、経済、政治・国際、教養

の4区分があります。

 

教養は、専門なしの教養試験です。

 

で、法律、経済、政治・国際についてですが、

 

さっき「’系’がある」とかきました。

 

各が各に対応しています。

 

法律区分だと法律科目がでる。

 

経済区分だと経済科目がでる。

 

政治・国際だと政治科目がでる。

 

私は法律でうけました。

 

法律区分は、

憲法7問、民法と行政法が12問ずつ、

刑法・商法・労働法・国際法・ミクロ経済・マクロ経済から好きな問を9問、

計40問が専門です。

 

一応、経済もでるんですが、

法律だけしか勉強しないのも沢山います。

 

で、2次では記述と人事院面接がございます。

 

記述は、

憲法、民法、行政法、国際法、公共政策

から3つを選びます。

 

よく選ばれるのは、

憲法、民法、行政法

ですね。

 

択1でも主要ですから、

一緒に勉強するのが効率がいいいんです。

 

稀に、外務専門と併願するなら、

国際法で記述をうけるのもありますが。

 

経済と政治・国際は不明ですが、

恐らく似たものでしょう。

 

 

国般

 

国般は、国総みたいに区分が別れていません。

 

「行政」という1つだけです。

 

専門科目は、

 

憲法、行政法、民法(総則、物権)、民法(債権、親族相続)、

ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学・経済事情、

政治学、行政学、経営学、国際関係、社会学、心理学、教育学、

英語(基礎)、英語(一般)

 

です。

 

我々の代には英語は教養にしかなかったのですが…

 

各科目は5問ずつ。

 

この中から8第を選びます。

 

国総みたいに、必答はございません。

 

勘定してみてほしいのですが、

答えなきゃいけない科目からして、

法律だけ、経済だけ、…、

をやっていればいいのかというと、そうではございません。

 

最低でも2つの区分はやっておかないといけません。

 

而も、政治系は、年によってむずさの差がでかいんです。

 

ですから、受験生は、法律、経済、政治を満遍なくやって、

本試験のむずさによって、とく科目をかえます。

 

2次は、専門記述はございません。

 

 

併願がむずい

 

こうした制度からすると、

 

・国総は分野を絞って、深く勉強する。

 

・国般は広い分野を満遍なく勉強する。

 

という傾向があります。

 

で、この傾向が、省庁の志望生からすると、稚児しいのです。

 

どう稚児しいのでしょうか?

 

さっきもかきましたが、

国総は、法律なら法律、経済なら経済を深掘りします。

 

と、なってしまうと、

法律もやって、経済もやって、…

みたいなのって、そんなにしないんです。

 

そうなってくると、国総じゃない公務員試験への対応が、むずいんです。

 

「だったら、経済や政治も勉強すればいいだけじゃないですか!?」

となるかもしれませんが、そうでもないのです。

 

 

官庁訪問

 

省庁にいこうとするなら、試験にうかっただけではだめで、

「官庁訪問」というのをしなければなりません。

 

「官庁訪問」とは、その省庁がやっている採用面接です。

 

国総も国般も、やっているのは人事院です。

 

試験の段階では、人事院が一括しているんです。

 

官庁訪問になって、ようやっと「どの省庁にいきたいですか?」ってなってきます。

 

まあ、ですから、人事院面接では、

「この省庁にいきたい!」

っていうよりも、

「なぜ国家公務員なのか?」

をきかれますかね。

 

あ、「人事院面接」とは、

人事院の採用面接じゃないですよ!

 

いってみれば、’試験科目’の1つです。

 

人事院面接は、人事院だけじゃなくって、

色んな省庁の官僚が面接官をやっています。

 

脱線しちゃいましたが、

国総も国般も、試験にうかっただけでは「この省庁にいく」っていうのは定まりません。

 

そこを定めにいくのが官庁訪問です。

 

で、この官庁訪問なんですが、

国総と国般で、むずさにでかい差がございます。

 

予測できるでしょうが、

国総のはとってもむずいです。

 

私の代では、最終合格した受験生の2/3がおちるといわれていました。

 

ですから、国総の受験生は、

官庁訪問の対策をみっちりやるんです。

 

受験生同士で集まって、

官庁訪問の対策もそうですが、

志望省庁の研究会なんかもやったりしていました。

 

そういうのをやっていると、

勉強に費やせる時間が限られるんです。

 

国般も、専門官も、地方も、

面接はございますし、対策もしっかりやります。

 

そういう職種の面接が簡単!

…というのではでかい誤解です。

 

とはいいつつも、国総の官庁訪問が桁違いなのです。

 

ですから、国総じゃない公務員試験より、官庁訪問の対策をがっつりしなければなりません。

 

そうなってくると、あっちもこっちも科目をやっている余裕はなくなります。

 

比して、国般とかは、国総よりかは面接にさかなくていいので、

あっちもこっちもやる余裕は、国総よりかはあったでしょう。

 

 

0→1か、1→百か

 

意外にも、国般の志望生が国総にうかったりします。

 

元々、頭がいい。っていうのもあるかもしれません。

 

ですが、そこだけではないでしょう。

 

国総が国般を併願するとなると、

法律区分であれば、経済や政治を勉強しなければなりません。

 

国般が国総を併願するとなると、

記述を勉強しなきゃいけません。

 

どっちがむずいか!?っていうのは受験生にもよるんでしょう。

 

そして、どっちもむずいです。

 

どっちかが楽勝!とかはないです。

 

ですが、私の経験からいうと、記述の勉強が、まだ簡単ですね。

 

というのも、基礎はあるからです。

 

択1の勉強はやっているので、

そこに記述を重ねればいいのです。

 

誓って簡単ではないですよ。

 

ですが、基礎があるのとないのとでは、まあまあな差になります。

 

而も、科目は憲法、民法、行政法です。

 

国総じゃなくっても、がっつりやらなければならない重要科目です。

 

どっちにしろがっつりしなきゃいけない。

その延長での記述なのです。

 

比して、0から経済をやるのはどうでしょうか?

 

国総の法律区分では、択1だけでしか経済はでません。

 

国総の経済はミクロ3問、マクロ3問の、計6問がでます。

 

国般とは異なり、

「ミクロを選んだからミクロを3問とかなきゃいけない」

とかはないです。

 

ミクロ1問、マクロ2問、残りは刑法や労働法とかから…

 

そういうのでもいいです。

 

そもそも経済を選ばなくてもいいのです。

 

で、経済って、ミクロにしろマクロにしろ、

量がめっちゃ沢山あるんです。

 

最終合格までたった6問だけ。

 

而も選ばなくてもいい。

 

そんな費用対効果のよくない科目に労力をさいてられないんです。

 

而も、法律区分からすれば、経済の素養が、まあないんですね。

 

そうなると0からの勉強になりますが、

‘0から’っていうのがきついんですよ!

 

1切の基礎がないのからやっていかなきゃいけないのでね。

 

車でもそうですが、

速度がでていて加速するより、

0から発車するのが、馬力がいるじゃないですか!?

 

一緒です。

 

費用対効果がよくなくて、

馬力もいるとなると、

そりゃあ、どうしても疎かになってしまいます。

 

そうしたのが原因なのか、

国総を第1志望にしていた受験生が択1でおち、

模試がてら国総をうけた受験生が1次にうかったり、記述をやっていれば最終合格したり、

っていう、いわば’逆転’が、ちょくちょくございました。

 

 

併願

 

科目の差

 

面接の差

 

そういったのがあって、

国総の志望生は、国総じゃない公務員を、そんなに併願しません。

 

追加で科目を勉強しなくていい、都庁とかは併願しますが。

 

ですが、

・科目を追加しなくていい

・面接ができる

となると、民間をよく併願してました。

 

比して、国般の志望生は、科目をやっていましたので、

地上とか、専門官をよく併願していました。

 

そういうのがいいとかよくないとか、

そういうのをいいたいのではありません。

 

併願するのはしんどいから、

そういうのを知って、計画して勉強するのが重要です!

 

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